キャラメルコーンに入っているローストピーナッツ、皆さん好きですか?
私は好きです。
ところでなぜキャラメルコーンになかにローストピーナッツが入っているのか、ご存知ですか?
実は味変のためだけではなくキャラメルが溶けて固まってしまうのを防ぐために入っています。
そこでピーナッツが好きでしょっちゅうニキビを作ってしまう私がキャラメルコーンのローストピーナッツの秘密について解説していきます。
キャラメルコーンにピーナッツが必要不可欠!
キャラメルコーンの中に入っているローストピーナッツは、キャラメルコーンをより香ばしく感じさせるために必要な存在です。
キャラメルコーンの美味しさの秘密
キャラメルコーンには美味しく作るために深く関係している三つの要素があります。
その三つとは
- コーンパフ
- キャラメルシロップ
- ローストピーナッツ
です。
一つ目のコーンパフはキャラメルコーンの生地そのものになります。
近年では更に美味しくするため、原料であるコーングリッツの品質を発売当初のものから見直し新たな技術を開発することで更にくちどけが良くなりました。
二つ目のキャラメルシロップはキャラメルコーンにおいて一番重要なものです。
使う量を増やしキャラメルの風味をアップさせながら後味のキレが良くなるように秘伝の配合を見直しました。
三つ目のローストピーナッツはキャラメルコーン自体を支えるためにはなくてならないものです。
入れる量を増やし袋の中で生地に香りが移りやすくしたためさらに香ばしく香るキャラメルコーンにすることが出来ました。
ローストピーナッツが無ければキャラメルコーン特有の香ばしい香りは出せないということです。
まさしく影の名脇役ということです。
キャラメルコーンのピーナッツは飽きさせないためと溶けないようにするため
キャラメルコーンになぜローストピーナッツが欠かせないのか。
さっき説明した通りキャラメルコーンに香ばしさをプラスする役割もあるのですが、本当の理由は他にもあります。
一つ目は多くの人が考えるであろう「飽きないように最後まで食べるため」、二つ目は「キャラメルが解けないようにするため」です。
キャラメルコーンを開発していたとき、ある問題が浮上します。
それは甘すぎて途中で飽きてしまうこと、暑いとキャラメルシロップが溶けて固まってしまうということでした。
飽きてしまうというのももちろん直さなくてはいけないことでしたが、キャラメルシロップが溶け固まってしまうという方が一大事です。
調べていくうちにキャラメルシロップが溶けてしまうのは塩を振りかけることで防ぐことが出来るということが判明、しかし1971年の技術では塩を全てのキャラメルコーンに均一に振りかけるということはとても難しく、実現出来ませんでした。
そこで試行錯誤した結果、塩をまとわせたローストピーナッツを袋の一番上に入れて出荷するという方法を取ったのです。
一番上にすることで出荷、運搬、陳列のときの振動で袋の中が動かされ、塩のついたローストピーナッツは均一にキャラメルコーンに塩を振りかけながら下に移動していきます。
これでキャラメルコーンを飽きずに食べること、そして塩をまとわせるという全ての問題を解決することに成功しました。
味変のためだけでなく、まさかキャラメルシロップが溶けて固まることを防ぐために入っているとは思いもしませんでした。
キャラメルコーンは脇役に支えられている
キャラメルコーンの名脇役であるローストピーナッツですが、とても大切な役割を持っているのだなと思いました。
まさしく縁の下の力持ちです。
もちろんそんなローストピーナッツにもファンは沢山いて、2019年5月には「キャラメルコーンのピーナッツ」という名前でキャラメルコーンのローストピーナッツだけ贅沢に袋詰めした商品も発売されています。
現在は終売してしまったため手に入れることは難しいですが、機会があればもしかしたら再販することもあるかもしれません。
まとめ
今回の記事で
- キャラメルコーンのピーナッツは必要不可欠な存在
- ピーナッツがあることでキャラメルが溶けて固まることがなくなる
- 過去にキャラメルコーンのピーナッツだけを販売していた
ということがわかりました。
今現在では当時実現出来なかった塩を均一に振りかけるということが可能になったため、もはやいらないのではと思うかもしれません。
しかしローストピーナッツはキャラメルコーンを香ばしくするため、飽きさせないために無くてはならない存在です。
昔はこのローストピーナッツがあまり好きではなくて親にあげていたのですが、今では逆に好きで全て食べてしまいます。
キャラメルコーンはしばらく食べていなかったので、ローストピーナッツに感謝しながら食べたいと思います。