様々な人に愛されているチョコレート菓子、アルフォート。
実は発売されてから今年で27年になる超ロングセラー商品です。
そんなアルフォートですが、名前の意味や船が書かれている理由など意外と知らないことが多かったりします。
そこで今回は甘いものに目がない私が意外と知られていないアルフォートの歴史について解説していきます。
アルフォートは1994年に発売されたスイートセレクションの1つ
アルフォートは1994年に「スイートセレクション」シリーズの1つとして販売されました。
スイートセレクションは他に、ラングドシャで薄い板チョコを挟んだ「ブランチュール」、柔らかいクッキーでラムレーズンを挟んだ「ガトーレーズン」があります。
キャッチコピーは「午後の、楽しい時間に。」です。
当時はこの3つをまとめて販売されていましたが、人気からアルフォートは独立し、アルフォートシリーズとして生まれ変わりました。
お菓子のラインナップやキャッチコピーから子どもが食べるときに出すおやつではなく、コーヒーや紅茶を飲みながら食べるアフタヌーン用のお菓子として販売されたことがわかります。
ママ友のお茶会やワインなどのお供、アフタヌーンティーなどにピッタリです。
【公式】ブルボン アルフォート「アルフォート、ある?/朝篇」
ブランチュールはスーパーなどで見かけることはありますが、ガトーレーズンは見たことがないので今度買い物に行ったときに探してみたいと思います。
アルフォートは実は造語
アルフォートという名前は実はブルボンが考えた造語で、イタリア語の「港にて」という意味のAl portoが元になっていると言われています。
チョコレートに描かれている船のイラストは「お菓子市場という広大な海に夢やロマンを持って出港する」というイメージ、そして造語として作られたアルフォートという言葉にはそのイラストに合うように「夢、ロマン、冒険」という意味をつけました。
また描かれている船についてブルボンさん曰く「モデルはない」とのことですが、1860年頃のアメリカの銀行で使われていた小切手に描かれている捕鯨ガレオン船に似ているようです。
アルフォートはビスケットとチョコレートの比率によって名前が変わる
ところでアルフォートはビスケット菓子なのかチョコレート菓子なのか、疑問に思ったことはありませんか?
実はどちらも正解です。
そもそもチョコレート菓子と書くためにはクリアしなくてはいけない定義があります。
その定義とは「チョコレートの生地としての基準を満たしたものを使っていて、なおかつ製品全体を占めるチョコレートの量が60%未満」というものです。
ブルボンが出しているアルフォートシリーズは全てその基準を満たしているため、チョコレート菓子として販売しています。
しかしファミリー向けの「アルフォートFS」はチョコレート菓子ではなく、ビスケット菓子として販売されています。
これはブルボンが「アルフォートFSはアルフォートよりもビスケットが多いからビスケット菓子として売ろう」と自社判断をしたためで、チョコレート菓子の定義を満たしていないからというわけではありません。
つまりアルフォートは製品によってビスケットとチョコレートの比率が変わるため、ビスケット菓子でもありチョコレート菓子でもあるのです。
またチョコレート菓子はあくまでもチョコレートを使ったお菓子なので、60%以上になるとチョコレートになってしまうみたいです。
意外ときっちり決められていてびっくりしました。
アルフォートは毎年沢山の新作を出している
アルフォートにはバニラホワイト、ブラック、イチゴ、リッチミルクなど沢山の味を販売し、人気作を沢山生み出してきました。
なかでも今年発売し、話題になったのはピスタチオ味のアルフォートです。
一時期ピスタチオブームがあったことからブラックサンダーなどもピスタチオ味を発売し、世間を賑わせました。
アルフォートも例外なく販売しています。
しかもピスタチオ味のアルフォートが発売されたのは10月5日とつい最近で、いまだにブームが去る気配はありません。
期間限定のものなので、人気が出ずに今回の販売が終わったら二度と食べることが出来なくなるかもしれません。
気になる人は早めに食べることをオススメ致します。
まとめ
今回の記事で
- アルフォートは1994年に発売されたスイートセレクションの1つ
- 名前は造語で「冒険、夢、ロマン」という意味が込められている
- アルフォートはビスケット菓子でありチョコレート菓子でもある
- 新作のピスタチオ味は10月5日に発売されたばかり
ということがわかりました。
王道だけでなく、常に新しい味を求めて研究を続け、飽きさせないことが人気の秘訣なのかもしれませんね。
これからも大きな海を自由に冒険して新しいお宝を見つけて欲しいです。