スーパーやコンビニエンスストアのお菓子コーナーで古風なパッケージをしている駄菓子、どんどん焼きを目にしたことはあります?
このどんどん焼きという駄菓子、実は揚げあられで出来ていてお好み焼き味にすることで郷土料理としてのどんどん焼きを再現しています。
そこで今回はどんどん焼きとはどんな食べ物なのかについて解説していきます。
どんどん焼きはお好み焼きを食べやすく小さくしたもの
どんどん焼きとは、小麦粉が原材料になっている日本の鉄板焼き料理の一つで、もんじゃ焼きが変化したものです。
誕生したのは大正時代、当時の東京ではもんじゃ焼きを駄菓子屋さんの外で売り歩いていました。
しかしもんじゃ焼きは持ち帰ることが出来ません。
そこで叩いて固めることで持ち帰ることが出来るようにしたのが、このどんどん焼きです。
どんどん焼きの形は地域によって形が変化し、半月や満月型のもの、箸に巻き付けたものなど様々なタイプがあります。
キャッチーで親しみやすいどんどん焼きという名前は「売るときに合図としてドンドンと太鼓を打ち鳴らしていたから」、「作ってもどんどん飛ぶように売れるから」、「作るときにどんどんと打ち付けるから」という三つの説が由来だと言われていています。
どんどん焼きは古くから日本にある粉もん料理だということがわかりますね。
駄菓子のどんどん焼きは揚げあられをお好み焼き味にしたもの
先程ご紹介したのはあくまでも元となった郷土料理としてのどんどん焼き。
では駄菓子としてのどんどん焼きはどういったものなのか、簡単にいうとお好み焼き味の揚げあられです。
駄菓子としてのどんどん焼きは菓道が発売してるもののみで餅太郎の兄弟商品として1979年に発売されました。
パッケージには名前の由来になっているように太鼓を叩く絵柄が書かれています。
しかもソース味だけでなくキムチ味も発売されていて、こちらは韓国っぽいパッケージをしています。
そこでソース味とキムチ味の原材料や特徴について少し詳しく見ていきましょう。
どんどん焼き(ソース味)
どんどん焼きソース味は一袋20円とTHE駄菓子というお手軽なお値段をしています。
原材料は小麦粉、植物油、でん粉、ソース、砂糖、アオサ粉、ピーナッツ、香辛料、食塩、調味料(アミノ酸等)、酸味料、カラメル色素、膨張剤、(原材料の一部に大豆、乳成分を含む)です。
この中にあるようにソース味のどんどん焼きの中にはピーナッツと青のりが入っています。
そのためアレルギーを持っている人は気をつけましょう。
どんどん焼きや全国のスーパー、コンビニエンスストア、ネット通販で買うことを出来ますよ。
おつまみとしてもピッタリな駄菓子なので見かけたら購入して食べてみましょう。
どんどん焼き(キムチ味)
どんどん焼きキムチ味もソース味とお値段変わらず一袋20円で発売されています。
原材料は小麦粉、植物油、でん粉、キムチパウダー、糖類、香辛料、チリパウダー、調味料(アミノ酸等)、酸味料、甘味料(甘草、ステビア)、香料、パプリカ色素、カラメル色素、膨張剤、(原材料の一部に大豆を含む)です。
パプリカ色素で赤色に着色していたり、キムチパウダーやチリパウダーを使って辛味を出すなどキムチらしさに力を入れていることがわかりますね。
こちらはソース味と違い、ピーナッツや青のりは入っていません。
気になる辛さに関しましてですが、食べているうちにピリピリしてくる感じの辛さでした。
辛さが苦手な私でも食べることが出来たので、そこまで辛くないのだと思います。
激辛が好きで慣れている人には本当に辛いのかわからないかもしれません。
しかしキムチが好きな人には好まれる味じゃないかなと思います。
味がどんどん焼きなだけで見た目はどんどん焼きではない
スーパーやコンビニエンスストアで駄菓子として売られているどんどん焼きは袋に中に小さなどんどん焼きが入っているのではなく、揚げあられにお好み焼き味がついているものが入っています。
基本は揚げあられなので、脂っこいものが苦手な人にはあまりオススメ出来ません。
まとめ
今回の記事で
- どんどん焼きはもんじゃ焼きを持ち帰れるように改良して出来た郷土料理
- 駄菓子としてのどんどん焼きはお好み焼き味の揚げあられ
- キムチ味も販売していて、そこまで辛くない
ということがわかりました。
どんどん焼きというと「駄菓子のでしょ?」という人の方が多いかもしれませんが、元になっている郷土料理としてのどんどん焼きも充分に美味しいです。
しかし名前につられて「小さなどんどん焼きが入っているのかな」と期待して買うと少しがっかりしてしまうかもしれません。
私がどんどん焼きを初めて買った時はイメージと少し違ったのでがっかりした思い出があります。
キムチ味は見かけることが滅多にない種類なので、発見したらゲットしたいです。